里親には 4 つの種類があります。
○養育里親
様々な事情により家族と暮らせない子どもを、一定期間自分の家庭で養育する里親です。
○専門里親
養育里親のうち、虐待・非行・障がいなどの理由により、専門的な援助を必要とする子どもたちを養育する里親です。
○養子縁組里親
養子縁組によって、子どもの養親となることを希望する里親です。
○親族里親
実親が死亡・行方不明などの事情により養育できない場合に、祖父母などの親族が子どもを養育する里親です。
里親になるためには要件があります。
【里親の要件】
・子どもの養育について理解と熱意と愛情を持っていること。
・里親を希望する方及び一緒に生活している方が、欠格事由(※)に該当しないこと。
・経済的に困窮していないこと。(親族里親を除く)
【その他 里親として望ましいこと】
・心身ともに健全であること。
※欠格事由とは …
・禁固刑以上の実刑(執行猶予を含む)に処せられている者
・児童福祉法ほか福祉関係の法律の規定で罰金刑に処せられている者
・児童虐待ほか児童の養育に関し著しく不適切な行為をした者
子どもを委託している里親への支援制度には、次のようなものがあります。
【養育費の支給】
子どもの生活費、教育費、医療費などが支給され、子どもが事故にあった場合などの補償もあります。
また、養育里親と専門里親には、里親手当が支給されます。
※養子縁組里親、親族里親には里親手当の支給はありません。
【島根県里親レスパイト・ケア制度】
里親が一時的な休息を必要とする場合に、乳児院、児童養護施設、ファミリーホーム等の施設または他の里親に、受託している子どもを一時的に預けることができます。
子どもを養育していく中で困ったことなどがありましたら、お気軽に児童相談所までご相談ください。
社会的養護としての子どもの養育の質を保証するため、里親には里親として守るべき基準(里親が行う養育の最低基準)があります。具体的には子どもへの虐待の禁止、義務教育のほか必要な教育を受けさせること、健康管理、秘密の保持、記録の整備や県への報告があります。